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採用されました

活用例・導入実績

薄さ1mmのラベル型温度ロガーが-20℃の低温輸送を監視

採用企業
SAG社

開発背景

物流業界では、食品や医薬品の安全性向上のためのHACCPHazard Analysis and Critical Control Points1やGDPGood Distribution Practice2という言葉がよく耳にされます。食品の鮮度保持や品質/安全性の向上、医薬品の品質維持のためには、温度管理が非常に重要です。しかし、要冷蔵輸送のコールドチェーンは、コストや手間がかかるという課題があります。また、温度ロギングデバイスが嵩張って積載効率を下げる問題や、輸送物自体の温度を正確に測定できないという課題も存在します。そこで、台湾のSAG社は輸送物に貼りつけることができる、嵩張らないラベル型のデバイスを開発しました。

1 厚生労働省 HACCPについて

2 厚生労働省 医薬品の適正流通(GDP)ガイドライン概要と解説

EnerCera活用意義

厚さ0.45mmの薄さで、ラベル型のデバイスを作成可能

EnerCeraは厚さ0.45mmで、嵩張らないラベル型のデバイスを作成できます。どこにでも簡単に後付けできるため、手軽に導入できます。

-20℃の低温環境下でも、電池の出力に問題なし

EnerCeraは低温環境下でも、他社の電池と比較しても出力が大きく、容量低下が小さいため、十分に電源として使用できます。

高い安全性で安心して使用できる

EnerCeraは有機バインダーを含まない構造のため、高温環境下でも熱に強く、優れた耐熱性を持っています。また、発熱・発火・爆発の可能性が極めて低いため、安心して使用できます。

ユースケース

SAG社のラベル型デバイスは、スマートフォンのアプリを使用して簡単にデータを取得できる輸送物温度ロガーです。食品、医薬品、医療機器、化学材料、高級品など、温度管理が必要な商品の輸送に活用できます。

社会的意義

今後、トレーサビリティへの要望が強まる中、輸送中における品質モニタリングセンサーの需要が期待されます。ワクチンの輸送や、ワインや日本酒の輸出入、美術品などの温湿度管理など、センサータグの活用可能性は広がっています。
EnerCeraは、低温でも安定的な動作ができるリチウムイオン電池としては珍しく、低温対応が課題となっている無線機器の電源としてのニーズにも応えていきます。
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SAGのラベル型温度ロガー

参照:https://www.sag-rfid.com/product/temp-tracker/

image-png-4SAGTemp Trackerを使ったサービス

ご採用企業様の声

「RFID+1は、異なる技術を結びつけて、より多くのアプリケーションの可能性を開き、IoT接続を次のレベルに進めるアイデアです。製品設計と開発においては、安定性と信頼性が最も重要です。バッテリーアシスト付きのTemp Trackerは、RFID技術と温度センサーが高価値製品の正確な追跡と温度監視にどのように役立つかを示しています。薄型電池により、温度に敏感な製品へのサービスの拡張性が実現しました。」

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