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採用されました

活用例・導入実績

わずか1g以下の電池でウエアラブル離床センサーを実現

採用企業
上田日本無線株式会社

開発背景

介護現場では、要介護者のベッドからの転倒や転落、徘徊を防ぐため、見守りセンサー、離床センサーの導入が進んでいます。在宅介護の増加に伴い、介護施設や病院だけではなく、個人でも購入でき、取り扱いが容易な離床センサーが求められています。要介護者の離床前行動を検知し、介護者へ通知する離床センサーには、様々な種類があります。しかし、マットセンサー、ベッドの足元設置センサー、赤外線監視など、費用が高額になってしまうものが多く、個人で許容するにはハードルが高いことが課題でした。

この課題に必須の無線通信メーカーに、個人でも取り扱いが簡単、要介護者の身体に装着できるウエアラブル離床センサー開発のカギとして、EnerCeraを採用していただきました。

EnerCera活用意義

邪魔にならないウエアラブル端末に

EnerCeraは、わずか厚さ0.45mm、重さ1g以下のリチウムイオン二次電池です。違和感なく装着できるウエアラブルデバイスとして機能します。

安全性の高い電池

EnerCeraは液漏れや発火の心配のない電池のため、常時装着するウエアラブル用の電池に最適です。EnerCeraは、発熱・発火・爆発の可能性が極めて低い安全なリチウムイオン二次電池で、安全認証IEC62133を取得しています。

ユースケース

上田日本無線の要介護者見守りシステム「守ってね」にEnerCera Pouchが採用されています。高出力のEnerCeraを組み合わせたことで、センシングデータをリアルタイムで送信できるため、要介護者に異常があったときには、すぐにスマートフォンを介し、アラートで知らせるシステムを構築できました。要介護者のベッドからの転倒などの事故防止と介護者の夜間の見守り負荷軽減に貢献できます。上田日本無線は、就寝中の要介護者さまの離床前行動を検知し、家族へ知らせることで、転倒リスク低減、夜間の見守り負荷低減に貢献するシステムを提供しています。

写真:【在宅向け】要介護者見守りシステム 「守ってね」製品本体

社会的意義

今後、医療、看護、介護分野の領域で、さらにウエアラブルデバイスの導入が進むと考えられます。EnerCeraは、薄型で安全性の高い特徴を生かして、これらのウエアラブルデバイスの電源を支えていきます。

お客様の声

使用者に不快感なく装着可能なデバイスの厚みを実現できるバッテリはEnerCeraだけでした。直接基板に半田付け出来るのでコネクタやバッテリホルダーによる体積も削減できるので、設計の幅も広がります。高温タイプもあるので、充電時に発熱が大きくなってしまうワイヤレス給電にも対応が出来ました。

欲を言えば、厚みが2倍になっても良いので、2倍の容量もシリーズ化を期待しています。また、保護回路付きの安全規格認証品も製品化して頂けると使用の敷居が低くなるので、より使い勝手がよくなると思います。

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