採用されました
活用例・導入実績
位置情報技術とAIの進化により、世界中で位置データが社会課題解決の鍵となっています。スマートシティでは交通の最適化、農業では収量増加と環境負荷の低減、災害時の迅速な対応、物流の効率化などを実現しています。しかし、屋内外のシームレスなトラッキングとデバイスの電池交換や充電の手間は依然として課題です。
目次
EnerCera活用意義
EnerCera Coin (ET2016C-R)
ユースケース
太陽光などの不安定なエネルギーを貯めるのに最適
社会的意義
小型軽量のためペットや家畜の負担を軽減
低抵抗で自己放電量が小さいため、太陽電池などの環境発電や無線給電に最適で、充電や電池交換の手間を軽減できます。
EnerCeraは従来のリチウム二次電池と比較して高い安全性を誇り、安全認証IEC62133を取得しています。そのため、ペットの首輪などのデバイスに装着しても安心です。
小型・軽量のため、ペットや家畜の健康モニタリングや位置情報把握の負荷を軽減します。
SMK社では、EnerCeraを搭載した、防水対応のコンパクトな位置トラッカーを実現しました。このトラッカーは、低消費で長距離通信が可能なLoRa通信を使用し、位置測位だけでなく、温湿度や加速度などの環境センサも内蔵しています。さらに、PVセルによるエナジーハーベスティングにより、充電の手間がなくなります。このトラッカーは、様々な用途に活用できます。
この技術は持続可能な畜産を推進する国々で、牛の位置管理による土壌劣化や水質汚染の防止に役立ちます。また、乗り物や設備、用具などの資産の位置や状態をモニターに加え、速度や温度、湿度の状態も把握可能です。落石検知などにも利用することができ、危険が伴う位置をアラートし、事故の防止や工事現場、採掘作業現場などの安全性向上にも寄与します。EnerCeraは、低温でも安定的な動作ができるリチウムイオン電池としては珍しく、低温対応が課題となっている無線機器の電源としてのニーズにも応えていきます。
SMKのSCPS LoRa® トラッカー
EnerCeraは弊社のエネルギーハーベスティング技術と相性が良く、安全性にも優れている点を高く評価しました。そのため、シンプルな回路構成でありながら、屋外など幅広いユースケースで活用可能なトラッキングデバイスが実現できました。